文系なのに数Ⅲ?
本年度は文系生徒(早稲田実業学校高等部三年生)に数Ⅲを指導するという、ちょっと珍しい授業をしています。
普通、文系生徒は数Ⅲをやりません。学ぶのは数ⅡBまでです。
理系生徒のみ、数Ⅲを学びます(※)。
※もっとも理系学部でありながら、入試に数Ⅲを出題しない理系学部も多く、事実上、数Ⅲをやらない理系生徒もいます。
そんな中、なぜか一部の大学附属(系属)高校は文系生徒に数Ⅲを必修としています。
僕の高校(中央大学附属高校)も文系生徒に数Ⅲを必修としていました。
数学が苦手な文系生徒に数Ⅲ!
定期テストレベルとは言え、文系の子に数Ⅲを理解してもらうというのは、難しいです。
もちろん文系生徒の中には、ごく少数ですが、数学が好きで、そしてそれ以上に社会系の科目が好きで、文系を選択した子もいます。
このような生徒はスムーズに数Ⅲに入っていきます。
授業上、特に留意する点はありません。
問題は、文系の大多数を占める数学が苦手な生徒です。
こちらに関しては、とにかく基本レベルの問題を、時間をかけてやっています。
なにしろ数Ⅲです。微積です。
無理をせず、一問一問に極端に時間をかけて、問題によっては数ⅡBや数ⅠAに立ち戻って、基本問題をじっくりと、繰り返しやります。(正直言って、応用問題には触れません)
なんとか学年平均点を取ってもらうべく、試行錯誤しています。